キスの投げ釣り


竿先や手元に伝わる独特の引きが人気のシロギス。
5月頃から釣れ始めて秋まで続きます。
キス釣りは砂浜での引き釣りと、波止やテトラ帯などからの置き釣りがある。
仕掛け
仕掛けは市販の仕掛けで十分だろう。引き釣りの場合、多点針仕掛け(8本とか10本とか)のほうが数釣りが出来ますが仕掛けが絡みやすくなる。
ここでは仕掛け部分の名前を覚えよう。

- スナズリ
- 糸を2本撚って強くしてる部分。その部分は曲がりにくく絡み防止になります。仕掛けによって付いていないものもある。
- モトス
- 仕掛けの本線
- エダス
- モトスから出る枝。エダスは上向きに結び、垂らした時に弧を描く。
- ハリス
- モトスからの延長となる部分。ウキ釣り仕掛けと同じ感覚。
- ビーズ玉
- 光物は魚にエサの場所をアピールする。仕掛けによって付いていないものもある。
- 絡み防止パイプ
- モトスから出るエダスは絡みやすいのでパイプを付けることで近付きにくくする。仕掛けによって付いてないものも多い。
竿
投げ釣り専用ロッド 4m程度 オモリ負荷25号~30号程度
リール・ライン
スピニングリールなら3000~4000番程度
ラインの巻き癖が付き難い投げ釣り用リールがベスト!
(ラインはナイロンなら3~12号テーパーライン。PEなら1.5号程度とチカラ糸。
ハリス・ハリ
キスは口が小さいので、細長い専用ハリを使おう。仕掛けは市販の専用仕掛けで7~9号。夜は大物が狙えるので号数を上げる。また、ビーズなどが付いていたほうが集魚性が上がるようだ。
天秤オモリ
海藻天秤やジェット天秤の25号。固定式か誘導式かは好みもあるが、大物狙いは誘導式で置き竿。数釣りは引き釣り固定式がいい。エサ
基本はアオイソメ(青虫)かイシゴカイ。置き竿、大物狙いはマムシ(本ムシ)など。キスには柔らかいチロリも面白い。
チカラ糸とは
チカラ糸とは道糸の仕掛け側になればなるほど太くなってる糸を10m程繋ぎます。これは投げる時にオモリから引っ張られる力が道糸側に発生するため、リールに巻かれた部分の3号程度の道糸なら切れてしまう。リール側がフリーになって仕掛けが振り出されるとチカラが掛からなくなりそれと同時にリールスプールからはチカラ糸部分が終わって通常の道糸部分が放出されるようになる。
引き釣り or 置き釣り
引き釣りか置き釣りかは釣り場の状況や好みで分かれるが、それぞれに楽しさはある。
- 引き釣り
- 海底が砂地や砂利なら絶好の引き釣りポイントだろう。引き釣りのオモシロさは手元に伝わるアタリだ!
- 置き釣り(置き竿)
- 置き釣りのいいところは、複数の竿を出せることで数を狙えることと、大物が掛かること。それにうれしい外道(チヌやアブラメ、カレイなど)が釣れる事だ!大物狙いなら間違いなく置き竿でいこう。
キス釣り…狙うポイント
海水浴場などでの砂浜では貸しボートで出れば引き釣りを十分楽しめますが、ここでは波止からの狙いを紹介しよう。
かけ上がり
投げた仕掛けを少しずつ巻いてみよう。少し重くなって引っかかるようなとことがかけ上がりと考られる。近くに高台があれば、そこから眺めてみるのも現場を知る方法。海の色の変化である程度わかる時もある。
かけ上がりは魚の通り道になることが多く、大きな段差であれば大物が潜んでいるかもしれない。
ただし、大きな段差などに落とす場合は、引き上げる時に工夫をしないと根掛かりして上がってこないので、一気に巻くか浮き上がりを助けてくれる天秤(ジェット天秤)などをチョイスしよう。仕掛けも太目のセッティングがいいだろう。
ミオ筋(船道)
港の出入り口などは船の通り道として海底を掘ってある場合が多い。これもかけ上がりと同じく魚の通り道となりますので狙い目だ!
沈み根や海草付近
魚の隠れ家となる沈み根や海草帯。大物が潜んでる可能性が大。ダイレクトに狙うと根掛かりするので際を探ることが出来れば釣果は期待出来る。
砂地・砂利
周りに沈み根などの無いフラットな砂地や砂利地なら引き釣りに徹すること。引いては止めて 、誘いを忘れずに。
サイズ
波止で釣れるサイズは15cmぐらいから20cmだろう。25cmあれば満足だ!
30cmで尺ギスとされひとつの目標とされている。
春頃は比較的サイズがあり、秋になるとピンギスといわれる小さなのが数釣れる・・・とのこと。私はいつも小さい(+_+)