釣行の前には海水温チェック
釣りをする時、釣果を左右する要素に海水温がある。
いくら潮のいい日でも海水温が悪ければ釣りにならない。
食いが悪いとか活性が低いとかは海水温の影響が大きいようだ。
魚の活性
魚のような変温動物は気温や水温によって食欲が変わるらしい。
冬になると冬眠する動物。外気温度の変化に体温調節するには多くのエネルギーが必要になり、冬場はそのエネルギー補給の食料が無いため冬眠して余計なエネルギーを使わずに春を迎える。
海の水は地上の気温ほどの温度差は無いにしても魚への影響は大きい。魚は水温のコンマ何度の変化にも敏感に反応するという。
水温が下がるとどうなるか
?エサを食べなくなるのではなく、エサを食べなくても良くなるらしい。
腹が減らないってこと
海水温が下がると魚の体温が下がる。体温が下がると代謝機能や消化機能は低下するから食べる必要もなくなるとか。
人間は冬でも夏でも腹は減るけど魚は水温低下で腹が減らなくなる。腹が減らないとエサなど必要なく食べないのも当然だ。
反対に水温が上がると、代謝もよくなり消化機能も活発になり、その結果、食べないとエネルギー源が追いつかない。常に空腹感がありイヤでも食べなければ仕方ないようになる。そういう時は誰でも釣れるってことだ。
だからといって海水温が上がりすぎるのも良くない。海水温が上がるのと塩分濃度が濃くなり酸素量が減るらしい。魚は水の中の酸素をエラから取り込んで呼吸してるのだが、大気中の酸素量に比べて海水の中の酸素量はきわめて低く、人間が吸い込む酸素の20%しか利用しないのに対し、魚はその少ない酸素のうち80%も必要としている。
海水の中の酸素量が少し減るだけでも魚にとってはすごく深刻な問題で酸欠になってしまう。酸欠状態に陥ってる魚が正常な捕食活動など出来るはずも無く食い気どころではないだろう。
どっちにしても水温が魚の活動に大きな影響を与えてるってこと。
1日の変化が重要
季節による水温の変化も然る事乍らその日その日の海水温変化が釣りには影響が大きいらしい。
冬に海水温が下がるのは当たり前で、夏に上がるのも当たり前。ならば海水温の低い冬は全くダメで、いい頃合の春や秋は釣れるのか?といえば、基本的に冬場の釣りは厳しく春や秋や夏のほうが釣りには適している。
しかし、いくら海水温がいい季節でも前日比で海水温が下がれば魚の機能は低下し食べなくなる。それが慣れるまでに数日かかるらしい。その日の間でも温度変化はあり、昼間に太陽によって海水温が上がって魚に適してる域を超えれば元気は無くなる。それだけ魚は海水温変化に敏感らしい。
いくら釣りに適した季節でも過去数日の水温を調べて釣りに出かけるほうが得策だろう。 ちょっとした下調べで仲間に差を付けれるのなら、水温を調べるのも苦にならないんじゃないか?
食い気が上がれば魚も釣れる!
魚の適水温
アイナメ | 8℃~15℃ | アジ | 16℃~26℃ |
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カレイ | 10℃~17℃ | カワハギ | 18℃~24℃ |
ガシラ | 13℃~18℃ | キス | 18℃~24℃ |
サヨリ | 15℃~26℃ | スズキ | 15℃~18℃ |
チヌ | 13℃~23℃ | ハゼ | - - - - |
メバル | 10℃~22℃ | タチウオ | 18℃~23℃ |