誘いをかける

釣りの解説などでよく出てくる言葉で“誘いをかける”と言う言葉がある。
このサイトにもよく使っているが、“誘いをかける”とはどういうことか?

簡単に言えば、誘いとは魚にツケエサをアピールすること。
ここに美味しいエサがあるぞ~!とみせてやるわけですわ。

魚も腹が減って食い気が立っていれば誘わずとも食ってくるもの。そんな時はただ流してるだけでも釣れるのだが、目の前にエサが来ても食ってこないヤツもいるのです。

よくい言う “口を使わない” “乗らない” 時…

そんな時でもなんとか釣ろうとするのが“誘いをかける”ということ。

ルアー釣りなどは誘いの典型で、常にアクションがかかって魚に食わせている。ただルアーをポチャンと付けてても何も釣れないだろう。


誘いの方法

  1. 流れの中の仕掛けを止める
  2. 仕掛けを上げる

魚というもの上から落ちてくるものに興味を惹くらしい。水槽の金魚でも池の鯉でもその辺の川でも何か落とせば魚が「おっ…なんだ!なんだ!」と寄ってくる。馬鹿なヤツは小石を落としてもくわえてくる。


流れの中の仕掛けを止める

誘い”といってもそんな難しいことでもなく、横の流れならウキを一瞬止めてやること。そうすればツケエサは自然と上がってもう一度フラリと落ちていく

誘いをかける

仕掛けを流してる中で、時折そういったアクションをかけてやればいいだけです。あまり頻繁にやると魚が怪しく思うかもしれないので時折でいい。


仕掛けを上げる

他には仕掛けを一旦上層まで持ち上げて落とし直すのも誘いの方法。
上から落ちてることを再度アピールするのだ。

この方法、意外と面白い結果が付いてくることもある。

魚も目の前のエサに興味がないことはない。ただ、なんとなく“食いたくない気分”の時もあるのだろう。そんな時に目の前のエサが逃げていくもんだから慌てて食ってくる。

聞き合わせ”や“向こう合わせ”もこんな感じなんだろう。

ウキが“モゾモゾ”とはするが一向に沈まない。想像だがエサを一気にくわえていくほど食い気も無く、かといって気にもなる…そんな気持ちでエサを口で触ってるんだろう。口に含んでは瞬間に吐き出したりするヤツもいるだろう。

そんな時に竿で聞くとエサが逃げてしまうと勘違いし、“パクリ”とやってしまって釣られてしまう。魚もせっかく見つけたエサを逃がしたくないはずだ。


“釣り”に変化を

コマセを撒くタイミング、誘いをかけるタイミング、流し終わるタイミングなど、どうしてもワンパターンになりがちだ。

それが釣果に繋がってればいいが、アタリも無いのに同じリズムじゃ“ボウズ街道”まっしぐらだ!

駄目な時は、いっそのこと変えてみればいい。変えてダメだったとしても変えなくてもダメな状況が続いてたわけだから結果は同じ。

仕掛け構成を変えるのも“リズムを変える”方法のひとつ。

ダメな日は、いろんなことに変化を付けよう。