からまん棒とは何者ぞ?

釣りの仕掛け集などは釣り初心者には欠かすことの出来ないバイブル。
今の時代、ネットでも海釣り仕掛けを探すことも可能だ!

その仕掛け集に良く出てくる“からまん棒”。棒ウキ釣りには必須になってる釣具のひとつ。

昔なら…

おっさん...このけったいなモンなんやねん?
おうっ、それはのぉ...からまん棒っちゅうてウキに仕掛けがからまんように付けるんじゃ!

・・・となるだろうが、ひとりでせっせと本やネットで調べて仕掛けを作ってると意味も知らずに使ってるモノも多いだろう。まぁ、“からまん棒”の名前から大体は想像つくのだが…

さて、この“からまん棒”とは何者ぞ?


からまん棒

からまん棒

左の絵は仕掛けを海中以外で垂らしてるのだが、移動ウキの場合はスイベルの位置まで棒ウキが下がってきて仕掛け部分(スイベルより下)と絡み合う可能性があるわけだ。

からまん棒”を付けるとそれがストッパーになりウキが下に落ちてこない。仕掛け部分と接触しないので絡みにくくなる

足元など近くに仕掛けを落とす時はほとんどこの状態で海面に着くのだが、ウキは浮こうとするのでトップが起きる。その時にハリスを引っ掛けて起きると絡んだまま仕掛けは立たない。それじゃ釣れるモノも釣れない。

遠投時も同じで最初はウキが重く先行するだろうが、最終的にはサシエサ先行に変えるから状態としては右の絵を横にしたのに近くなる。これもウキが仕掛けに近いと絡みやすい。

からまん棒を付けるとウキと仕掛けの位置を離すことが出来るので絡む確立が減るのです。

からまん”とは言うものの絶対に絡まないわけではない。扱いが雑だとブランブランとスイベルがウキの根元まで上がってきて絡む時もある。まぁ、そんな扱いのひとはどんな仕掛けでも絡むだろう。


からまん棒の付け方

からまん棒の付け方は簡単!

ゴムを2つ通しておいて棒を差し込むだけで完了だ!最終的にウキのトップがスイベルに届いてない距離にあればいい。

からまん棒の付け方

“からまん”以外にも目的が…

からまん棒”の役割がもうひとつ…

仕掛けがスイベルの上で切れてもウキを流してしまわないですむわけだ。何も付けてないと移動ウキはスッポリと抜けていくけど、“からまん棒”があるとそこで止まってくれるので安心なのだ。

からまん棒”を使ってる人って、こっちのほうが目的なのかもしれない。

この“からまん棒”、普通のウキゴムに楊枝を挿しても“からまん機能”は完成する。

でもなぜか買ってしまう“からまん棒”…この“からまん棒”だが、カラフルな色が揃ってて釣座からでも仕掛けのなじみ具合が分かるのだ!

特に自立ウキを使ってる時、釣座から眺めてて“からまん棒”が何時までも見えてる時は何かがおかしい?