波止での釣り方
波止での釣り方には、【探り釣り(脈釣り)】【投げ釣り】【ウキ釣り】の3つの方法があります。
探り釣り(脈釣り)
釣りの中で一番シンプルな釣り 竿と糸だけで届く範囲を釣る方法。
基本的には足元付近にエサを落とし、魚のアタリを竿と手で取ります。ウキがないのでエサの自然落下にまかせた釣りですので同じ層を流すことは出来ないが落下中に魚が食ってきます。
魚の多くは落ちて来る物に興味を示します。海底に到達したあとも穂先でサシエサを操作しながら魚にアピールすることで魚の食い気を誘います。
遠くを探ることが出来ないため、足元近くにいなければ釣れないです。
チヌの【落とし込み釣り】や【前打ち釣り】は脈釣りになります。
【コスリ釣り】や【穴釣り】も同じで、シンプルな仕掛けで魚の気配を探りながら釣り歩くので【探り釣り】と言われています。
投げ釣り
仕掛けを遠くに投げて釣る。
投げることの爽快感が人気の釣り。
人の近づかないところを釣るので思わぬ大物がヒットすることも魅力。
飛ばすために仕掛け重く着水後は一気に海底まで仕掛けを落としてアタリを待つ。
海底まで来ない魚は釣れない。
ウキ釣り
ウキを使うことで上層から下層までをタナをキープして釣ることが出来きます。
潮に流すことが出来るので脈釣りよりも範囲は広くなりいろんな魚種への対応が可能。ウキを使った釣り方はいろんな形で普及しています。
遠くには飛ばせないので近寄ってこない魚は釣れないです。
ぶっこみ釣り
ウキ釣り仕掛けのウキを取ってオモリを重くして少し遠くへ投げて底を釣る方法で、投げ釣りほど遠くへは飛ばさない。
カゴ釣り
ウキ釣りでの遠投性能を錘の大きさで高め、コマセをカゴに入れて沖目をエサを撒きながら釣ります。
ウキ釣りと投げ釣りのいいところをミックスした釣り方です。
同じカゴマキエを使った釣り方で【カゴ釣り】ほど飛ばさないファミリー釣りに最適な【サビキ釣り】があります。竿下でも出来ますし少しだけ投げても出来ます。
五目釣り
五目釣りとは『何でも釣れる』と聞えがちですが、何でも釣れるのではなく目的を持たない釣りです。
釣りが好きな人は、目的の魚があります。その魚をいかに釣るか を考えて釣り方や仕掛けを考えています。エサをいろいろと持っていきます。釣れなければ、エサを変えたりハリを変えたり場所を変えたりと、いろいろと試しながら目的の魚を狙っています。
チヌを釣りに行ってメバルが釣れたら、メバルは本命ではなく外道(ゲスト)となります。その反対も同じです。
ハゼを釣りに行ってチヌが釣れても、その人の本命ではないのです。
『何でも釣れる』はチヌ釣りであれメバル釣りであれキス釣りであれ、対象外の魚も釣れます。チヌ仕掛けだからといってチヌしか釣れないわけではないですので